もるしん備忘録

山崎銀之丞さんと池田成志さんのファンブログ

池手成芯(獣道一直線!!!・2020年)

【お気に入り度】

☆☆☆☆

 

【人物紹介】

ミュージカル専門のアンサンブルアクター。30年間様々な舞台に立つ。極度の心配性。

ぱわ原雅ぴ子に不安神経症と診断され、治療のために福島の練りもの工場で働くことになる。そこで「演劇療法」として、複数の男性の殺害容疑をかけられた苗田松子のドキュメンタリーにおける再現ドラマに出演する。

しかし苗田の魔性に魅了され、苗田の犯罪の証拠を提出しようとしたドキュメンタリー作家関(演:宮藤官九郎)を、同じ工場で働く俳優仲間生汗勝々(演:生瀬勝久)、古新田太(演:古田新太)とともに殺害した。

 

【感想】

グロかわいいとでも言うべきか、キツいとかわいいの絶妙なバランス。明らかに年下の苗田にデレデレ甘えて、しかも「松ねえさん」呼び。まさかの弟キャラ的な位置を取りに行くというなかなかやばい人。でもウロチョロ動き回って、ニコニコ甘えてくる感じがかわいい(笑)。

 

再現ドラマの体で進むので、作品内ではいろんな役を演じています。ファミレスの店員役の時はずっと舞台を走り回っていて、成志さんのスタミナにびっくりしました。後半にほんのちょっとだけ出てきた、産婦人科医役の時の白衣がかっこよくて一番好きです。白衣を脱いで検事役のベストに早変わりするんですが、服装チェンジの瞬間がセクシーでお気に入りシーンです(笑)。

 

あとは終盤の演技が衝撃的でした。関さんが映像を警察に提出することになったことを伝えた途端、成芯さんの雰囲気がガラッと変わって一気に殺気立ったんです。見ていて本当に衝撃的でぞわってなりましたし、「あ、関さん殺されるな…」って確信しました。何か特別なことをしたわけじゃないのに、ここまで雰囲気を変えられるの凄すぎませんか!?今までこんな演技をした俳優さんを見たこと無かったので、あの時の衝撃がいまだに忘れられません。