烏丸晃司（相棒Season16・2018年）

【お気に入り度】

☆☆☆☆☆

【人物紹介】

暴力団「東剛組」の元構成員で、元プロボクサー。引退後は建設現場で働く。

ボクサー時代は日本フェザー級ランキング2位まで上り詰めた。

過去に虐待されていたトラウマにより、突発的にキレて暴力を振るってしまう発作が出るようになってしまった。

傷害の前科がある。福岡県出身。

【感想】

かっこよくてめちゃくちゃ強い。要するに、「ぼくのかんがえたさいきょうのいけだなるし」。ふざけているわけではなく、こうとしか言いようがない！

とにかく情報量が多いです。新聞記事によると、16歳の時に暴力団に入門し、切り込み隊長として活躍、20歳の時には次期幹部候補となっていたそう。強い。

また、奨学金の返済に困って無理やりアダルトビデオに出演させられそうになっていた女性を助けようとした際に、相手方の一人を誤って殺害してしまったという役です。人としても素晴らしい。黄金の精神。好きな俳優さんがこんなキャラ演じることあるんだ…と感動しました。

烏丸さんは花の里の女将月本幸子に恋をしている設定ですが、幸子に語り掛ける口調がとっても優しく紳士的で素敵です。右京さんとの関係を、幸子に遠慮がちに上目遣いで聞くシーンは可愛らしい感じもあって、見た目とのギャップにキュンとします。幸子の前でシャドーボクシングを実演して、すごいと言われると、「さびついてるけどね」と照れくさそうなのもかわいいです。いやほんと制作陣の意図にまんまとはめられている気がする。

普段の服装も、レザージャケットのチョイ悪おやじ風ファッションがキマっててかっこいいです！

烏丸さんは、ドラマ内で2回ほどアクションシーンがあるんですが、ほとんどスタント吹替なしで成志さんが演じられていたのでびっくりしました。

1回目は、路上生活者に暴力を振るう若者2人組とのシーン。幸子が頭を叩かれたのをきっかけに発作が起き、若者2人をボコボコにしてしまいます。幸子の制止も聞かずに暴走する烏丸さん、あまり今まで見たことのない表情でかっこよかったです。

2回目はAVに出させられそうになっていた女性を助けるシーン。剣道有段者、空手有段者、元自衛官という超強敵相手に、パンチではなく掌底を使って冷静に戦い、見事3人を沈めます。その際に一人からナイフで刺され負傷してしまうのですが、それにしても強！次々と敵を倒していく烏丸さん、すごくかっこよかったです。

知らない人に言って信じてもらえるのか不安なくらい(笑)要素モリモリの烏丸さん。誰に見せてもかっこいいと言ってもらえる役な気がします。おすすめです！